指標には様々な見方があるという話
こんにちは イエティです。
今回は、記事作成に当てられる時間も少なかったので、私の大学時代での、思い出に残っている出来事でも書きたいと思います。
私は、経済・経営系の大学に行っていました。 授業内容は基礎科目に加え、マクロ、ミクロ経済やFP、証券関係(証券アナリスト系)などお金に関わる様々な講義があったのですが、私は、その中でも会計にハマり専門的に学習してました。
講師が公認会計士の人で、決算書から実際の企業経営につなげた話が面白かったからです。
流動比率とは?
今日はその先生の元で学んでいたときの話。
ある日の講義、内容は決算書から、自己資本比率など指標を使い、企業の経営を分析するというもの。 私が調べた企業は、同業他社に比べて流動比率が高かったため
{流動比率とは流動資産(一般的に1年以内に使う資産)を流動負債で割った値。}
私「(私が調べた企業は)流動比率が高いため、経営安定性が高いです!(^ム^)」
先生「流動比率が高いと、安全なのはなぜですか?」
私「えーっと、今すぐ返さないといけないお金より、現金など今使えるお金のほうが多いからです( ´∀`)!」
すると、先生は決算書を手に取り
先生「ここは流動資産の中でも、現金が特に多いですね」
私「そうですねー」
先生「流動資産、特に現金が多いと、M&Aなど企業買収に狙われる可能性が高いんですよ」
私「(;´Д`)」
仮に企業買収して、失敗したとしても現金が多いとその分は必ずプラスになりますよね。つまり買収側のリスクが低くなり、買収されやすくなる ということなのです。
流動比率は、安全性を測る指標なだけだと思っていた私は驚嘆したのと同時に、企業を見る際は指標でも何でも「なぜそうなのか?」理由や「裏はないのか?」二面性を見ることが大切だと感じました。
今後は、そういった考え方を銘柄分析に活かしたりしていけばいいなぁ( ・∀・)
ではまた次回。