<銘柄分析> 6181 パートナーエージェント
こんにちは イエティです。
今回は証券コード:6181 パートナーエージェント の銘柄分析を行います。
分析の流れは 分析手法の記事を参照してください。
1.事業内容
・結婚情報サービス提供会社
パートナーエージェントHP 沿革によると・・・
株式会社パートナーエージェントはもっと信頼できる結婚情報サービスを目指して設立されました。
従来の結婚相談のサービスを見直し、出会いを必要としている方へ、データを提供するだけではない、本当の出会いをお手伝いするサービスを提供していくことをお約束いたします。
2.企業の強み
・「顧客ファースト」のサービス(※成婚率NO,1・顧客満足度No.1)
※IBJ一部サービス除く
・300時間以上のトレーニングを受けたコンシェルジュが出会いから成婚後のアフターサポートまで総合的にカバー
・成婚KPI(エリア・年齢・出会った人数などをもとに達成度を視える化)システムなどデータノウハウを持っている
また、成婚率が高い理由のひとつに入会金及び費用が他社と比べてやや高めで男性は入会時に年収制限があるため ないところと比べると年収が高い男性が集まる→女性の選択肢が増える→成婚率アップ というロジックがあったりします。
・「婚活事業者間の相互紹介の場 コネクトシップ」 システム開発・提供
・中大手数社がパートナーエージェントのシステムを使って会員を相互で紹介し出会いを増やすサービス、会員数が少ない(人を集めるのが苦手)ところはここに入ると他の会員を紹介してくれるため自社のサービスの宣伝・拡大につなげることができる
パートナーエージェント側としては
・より多くの会員の出会いを増やすことでウリにしている成婚率上昇狙える
・システムを提供しているため利用者から利用料をもらえる(収益は来期から)
一石二鳥が狙えるサービスといえます。
3.市場動向
{「婚活関連サービス市場予測2017」 2016 年度の婚活関連サービス市場を総括し、2017年度を予測}
が分かりやすく参考になったので引用しました。この記事によると2017年も地方自治体などとともに民間のサービス事業者も拡大することが予想されており市場動向は上向きだといえるでしょう。
4.リスク・耐性
・市場全体・パートナーエージェント 両方の問題としての「人的不安」
上の画像はパートナーエージェントの四季報データ、下は競合他社のIBJとの従業員データ比較です。このデータから両方の問題として
- 平均在職年数短く社員が定着していない
また、パートナーエージェントの問題として
- 給料が低い
ことが浮かび上がってきます。これは300時間の研修分を考慮しても低く、給料のいい別のところに流れているのではないか?という疑問が湧きます。また、仕事面でも従業員の増加率が売り上げの増加に追いついていないことから、人材流出の懸念があります。 売上÷従業員数は悪くないので 短期的問題にはならないと思いますが、長期的には注視すべき問題です。 特にコンシェルジュのサービスが売上に直結するので要注意です。(ここは広告宣伝費を多くかけているので少し従業員に還元してほしいものです、、)
5.成長性・割安性分析
四季報データや上記のストーリー分析を基に検証した結果 成長率は19% 財務リスクなど考慮し PER17.6*EPS36でGVS分析株価を634円 としました。今の株価と比べるとほぼ同じくらいですかね。 ただ他の銘柄が評価されているものが多いことを考えるとこの水準でも割安だと思います。
以上がパートナーエージェントのGVS分析となります。 本当はあと倍くらい書きたいのですが泣く泣くカットしました、、(広告宣伝費の部分とかもっと書きたかった) 今後は従業員を大切にしながら市場のニーズにどう擦り合わせていけるかが 鍵になると思います。
次何書こうかな、、