好決算で何故売られるのか? 四半期決算分析2
こんにちは イエティです
今回は四半期決算分析 その2と題して実際に前回のデータを投資にどう活かせられるか考えていきます。
なぜ好決算なのに売られるのか
これは平成28年度2Q ピックルスコーポレーションの決算短信の一部です。
売上が20%、利益もかなり高い成長をしており好決算に見えます。しかし、発表後株式市場は、、、
書き込みが雑ですが、暴落しました。
一体なぜなのでしょうか 前回のデータを見ながら考えてみましょう
これは発表までの四半期決算内容です ここで分かるのは「前期決算が悪かったから今期が普通なのに高い伸びに見えた」可能性です。
しかし前期と前前期を比べてもしっかり成長してますし、どうやらそうではない模様。(営業利益は下がっているが、今期それ以上に挽回している)
そこで前期において各四半期が決算にどれくらい影響しているか求めてみましょう。
売上だと前期1Q7683÷前期決算30152=25%
つまり1Qが決算に与えている影響度は25%となります。そしてこれを計算するとこうなります。
ちなみに左から1Q、2Q、3Q、決算です。
そして右に当期の会社の出している業績予想を書きました。そしてこの2つを掛けたのが
前回のこの表右上ですね つまりこの数字は「前期のペースで売上、利益を出すなら業績予想達成するために毎期これくらい頑張ってね!」 ということなんです。
そして、この表中段の実測値の一番右 2Qと比べると 売上、利益共に未達ですね😭
(追記:見にくいので分かりやすくしました)
つまり、決算短信で高い伸びを見せていても投資家は「前期のデータからもっと伸びると思ってたのに!」で売られたという背景が見えてこないでしょうか、、、 (あくまで筆者の予想です。)
こうしてみると決算短信の数字など周りの作る数字や意見に飲まれず、自分で分析して結果を出すと真逆の結論が出る、、 株式分析って面白いですね😃
だから辞められないのですよね、、
ちなみに今回はあくまで一予測で下がってしまった原因は色々あります。またこの分析手法も前期に特別損失などイレギュラーな要素を排除していないというデメリットもあるので注意してください。
以上が私の四半期決算分析です。今回のデータ作成もプロットさえ作れば一瞬で出せるのでぜひ作ってみてください♪
それではまた次回。