#1 Excelと株式投資
今回から「パソかぶ 新エクかぶスクール」として、全7回にわたって「株式投資に活かすことを目的としたイエティ流Excel勉強法・ポイント」
を紹介します。
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#1 Excelと株式投資
投資活動にExcelを使うメリット
私は、メリットとして大きく二点あると思っています。
一点目は「情報の整理・分析に有用」なところです。
現在は昔と違い、企業HPやEDINETなどから決算書が見られるうえに、四季報や株探などといった株式投資に有用な情報源が沢山あります。
つまり、欲しい情報は簡単に手に入る時代です。このため、最近は情報収集能力よりも情報整理・分析力が重視されています。
この点でExcelはデータをまとめ、分析することに長けています。
二点目は「見える化」できるところです。
Excelは計算をしたり、データを分かりやすく示すことが簡単にできます。
一つ具体例を挙げてみましょう。
2019年7月5日に、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が「2018年度末時点における保有全銘柄」をExcelで公開しています。
https://www.gpif.go.jp/topics/2019/
当データでは、GPIFが持つ資産内容が国内外株式・債権及びオルタナティブ資産別に記載されており、私たちの年金がどのような銘柄・商品につぎ込まれているかが分かります。
ただ、このデータをそのまま読むだけでは分かりづらいです。
そこで、上記のデータを見える化すると以下のような画像ができます。
表と数字だけのデータも、こういう風に円グラフや色をつけることで分かりやすくなり、同じデータであっても投資に活かせる発見や発想が見つかりやすくなります。
まとめ
Excelは、世の中にあふれる情報を整理・分析し、分かりやすく視覚化する点で非常に有用です。このため、Excelを操作する力を身につければ、自分に必要な情報を整理・駆使して投資に活かすことができます。
そして、これを読んで「Excelは今まで苦手or触ったことないけど、興味が出てきた!」という方は、書店に行って分かりやすく読みやすい本を購入し勉強することをお勧めします。
具体的に今回紹介したデータの整理や視覚化をExcel初心者から勉強できる本ならば、私は「マンガで学ぶはじめてのエクセル」をお勧めします。
この本は、数字が苦手な女子大生を主人公としたマンガ本で、ストーリー仕立てでExcelが学べます。内容も、簡単な計算から非常に丁寧かつ分かりやすく解説されているので、私は「この本から勉強を始めていたら、もっと楽にExcelを学べたんだろうなぁ」と思いながら読んでました。
なので「Excelは便利らしいけど、なんかとっつきにくい」
と思っている方には最高の一冊だと思います。