パソかぶ #0 新シリーズ始動
こんばんは イエティです。
今回から、ブログの新企画として「Excel×株」の新シリーズである「パソかぶ」シリーズを始めます。
パソかぶとは?
前身の「Excel×株」は「Excelを活かして投資活動を楽にしよう」を目的に、2017年7月から不定期更新してきたブログのシリーズ企画です。
当企画では、投資に役立つExcelシートを作成し、無料で公開してきました。
http://www.toushi.fun/entry/2018/05/06/174623
また、2018年7月からは「エクかぶスクール」と題して、Excel初心者向けのシリーズ記事も書いてきました(未完結)。
今回は、Excelに限らずウェブブラウザなどパソコンに関わるものを対象に、便利な活用術やおすすめ本を記事として紹介していきたいと思います。
今後の予定
まずは、2018年7月から定期更新するも未完結で終わっていた「エクかぶスクール」の完全版を7回にわたってお送りします。
内容は「株式投資に活かすことを目的としたイエティ流Excel勉強法・ポイント」で、
・Excel活用法
・投資に活かせるExcelシートを作る4つのポイント
などを紹介します。
また、当記事を作成する上で「これは勉強になる」と思ったExcel本も何冊か紹介します。
更新予定は、2019年9月6日(金)からで、毎週金曜日に定期的にアップする予定です。
株式投資に関わらずExcelを勉強したい人にとっても一つの良いきっかけになるような記事が書ければなと思っていますので、是非毎週金曜日に覗いてきてもらえると嬉しいです。
なお、全7回を更新後は、評判が良ければ(←超重要)不定期更新で続けたいと思いますので、よろしくお願いします。
<雑記>マリメ2職人始めました
突然ですが、私イエティは任天堂の「マリオメーカー2」で株に関するコースを作成、マリメ職人デビューしました。なので、今回は作成したコースを紹介したいと思います。
概要
コース名:日経平均 チャート
説明:2001年から2018年までの日経平均チャートをコースターで駆け抜けるコース。半自動で動くため、アクション性が欲しい人はゴール付近にある黄色土管の入り口を探してみてください。
ID:H5G-6JX-CYF
コンセプト
株に関係したステージです。このコースを通じて株式市場に起こった以下の出来事
などを体験できます。コースターの高さは日経平均の月足チャートと連動しており、リーマンショック時には悲鳴を上げながら溶岩スレスレを走り、アベノミクス時には無敵で敵をなぎ倒します。
やり方
「マリオメーカー2」の世界のコースを開き、IDのところで
H5G-6JX-CYF
と入力するとできます。
備考
・年数はコインで表してます
・黄色土管は溶岩ステージにあります。見つけられた人はマリメ上級者です
・一瞬で日本経済を駆け抜けるので、リプレイ推奨です
・コースの修正、作り直してもっとより良くしてくれる人募集中です
【2019年】イエティ投資手法③
こんばんは イエティです。
今回は、全3回でお送りしている「2019年 イエティ投資手法」の第3回ということで、第1回の補足とExcelについての考えについて書いてみます。
目次
①資金管理編←http://www.toushi.fun/entry/2019/06/27/192420
②銘柄選定・分析編←http://www.toushi.fun/entry/2019/06/30/151324
③その他諸々編←今回!
私の投資手法② その他諸々編
Q.指標によって投資比率を変えるってどうやってるの?
これは第1回で挙げた
「信用評価損益率や騰落レシオの値によってグロース系、バリュー系、現金の投資比率を変化させる」についてです。
確かに、日々変化する指標に対応してフレキシブルに比率を変えるのは困難です。
そこで、私はExcel(毎度恒例)を用いて実際の投資と目安がどのくらい乖離しているかチェックできるシートを作成、これを使って調整しています。
実際に使っているシートの画像は下の通りです。
左上が指標の値、左下が実際の投資比率と目安の乖離、中央下が銘柄と投資額、右が「強く買い~強く売り」まで7段階ごとに定めた評価と目安の投資比率を示しています。(銘柄・金額は適当、目安の投資比率は適宜変えています)
そして、これを見てバリュー系、グロース系、現金割合の見直しを行っています。
ちなみに、このシートは右上のボタンを押すと1分程度で指標を更新してくれる優れものです。もし実物を見たい方がいらっしゃれば「若手投資家座談会」にPCを持っていきますので是非・・・
Q.Excelバカなの?
そうですね笑 結構便利なので多用しています。
Excelの良いところは、「こんなのあったら便利なのに」というイメージを簡単に体現できる点にあると思います。
例えば「この株の計算面倒だから、自動でやってくれたらいいのに」と思ったらExcelで数字を入れるスペースと計算するスペースを作ってあげたら勝手にやってくれます。
また、銘柄分析でも使えます。例えば「営業CFがマイナスのところには投資しないって決めてたのに、チェックするの忘れて買っちゃった!」といった凡ミスも、Excelでチェックできるシートを作ってあげればミスを無くすことができるので、余計な損失を抑えることができます。
こんな感じでExcelは株への応用が非常に効きやすいツールなので、私は結構多用しています。また、今後はRPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)と組み合わせるなど様々な展開ができると思います。
まとめ
私の投資手法を簡単に書くと
信用評価損益率などを用いて、投資比率(お財布の紐加減)を決める➡今後業績成長が期待できる企業へ投資する
という感じです。最近は米国市場において利下げ期待による株高が進んでいる一方で、日本では消費増税や金融緩和への期待薄など方向感が見えづらい相場にありますが、私はそんなのお構いなしに「企業価値より安い株を買い、高くなったら売る」ができるように鍛錬していきたいと思います。
【2019年】イエティ投資手法②
こんばんは イエティです。
今回は、全3回でお送りしている「2019年 イエティ投資手法」の第2回です。
目次
①資金管理編←http://www.toushi.fun/entry/2019/06/27/192420
②銘柄選定・分析編←今回!
③その他諸々編
私の投資手法② 銘柄編
銘柄の選び方
私は投資する銘柄を大きく3つの情報源から探しています。それは、
です。
四季報では売上・利益の伸び率とPER、PBRやビジネスモデルを注視します。
そこで
「この銘柄、成長性が良いな」
「割安な割には成長性ありそうやな」
など、現在の株価と成長性に歪みを感じた銘柄をチェックしています。
その他、スクリーニングではPEGレシオや業績をファクターにして検索します。また、各業界の統計(市場規模)を見て、良い業界・企業を探したりします。
銘柄の分析方法
上記の方法で気になった銘柄は、Excelを用いて分析します。
一つの例として「翻訳センター(2483)」を挙げます。
まず、自作したExcel分析ツールを使って表を作成し、業績の伸び(画像左下)と来期EPSを掛けます。
この場合、業績の伸びは11%、EPSは約200程度と言えます。なので11×200で2,200円が算出されます。
そこで現在の株価を確認します。2019年6月30日現在では2,281円ですね。それを見て私は、
「先程の2,200円と比べると割高だが、買えないレベルではないから分析続行だな」
との判断を下します(この時点で相当割高なら分析をやめます)。
分析を続行する場合は、会社のHPなどからビジネスモデルを調査し、先程想定した業績の伸びが今後も続くかどうかを推定します。
そして、最後に財務面を考慮して自分なりの「"この株価なら株買っても良いな"価格」
を算出します。
そして、株価が自分の決めた水準を割れば買いと判断しています。
※翻訳センターを勧めている訳ではありません
まとめ
銘柄選定・分析編は以上です。
これが私の大まかな2019年における投資手法となっています。
ビジネスモデルなどを見て将来の成長を予測するのは難しいですが、企業を期待して株を買う=投資 と思っているので、日々そこは勉強しているところです。
次回は、その他諸々編として、売りの基準など色々なことを適当に書いていきたいと思います。
【2019年】イエティ投資手法①
こんばんは イエティです。
今回から、3回にわたって2019年において実施している、私の投資手法を紹介します。
目次
①資金管理編←今回!
②銘柄選定・分析編
③その他諸々編
私の投資手法① 資金管理編
まず始めに、私は投資資金を
- グロース系銘柄(上がりやすい銘柄)
- バリュー系銘柄(下がりづらい銘柄)
- 現金
の3つに分けています。
そして、相場の度合いでグロースとバリュー・現金の比率を変化させています。
具体的には、
- 強気相場・・グロース系を控えめにし、バリュー系・現金を厚くしてブレーキをかける
- 弱気相場・・グロース系中心に運用(アクセルをかける)
つまり、
相場が熱狂的な時ほど冷静に、
相場が悲観的な時ほど積極的に
投資できるよう心掛けています。
具体的には、
グロース・・30〜90%
バリュー・・10〜40%
現金・・・・0〜40% の振り幅で投資しています。
相場の見極め方
次に相場の見極め方ですが、私は
- 信用評価損益率
- 騰落レシオ
を重点指標にし、それに+αとして
などを加味して評価しています。(騰落レシオだと100、信用評価損益率なら大体−10%が標準だと言われています)
そして、これを
とても強い(+3)〜標準〜とても弱い(−3)
の7段階に分け、段階に応じて投資比率を変えています。
これで運用してみて
このルールで投資していると、以下のメリット・デメリットを感じました。
メリット
- 「上がっているときに売り、下がっている時に買い」が比較的行いやすい
- 感情に振り回されにくい
デメリット
- 運用資金が少ない場合、コントロールが難しい
- 一回の取引による利益が稼ぎにくい
一長一短がありますが、2019年はこの方法が私なりにしっくりきています。
それでは、次回は②銘柄選定・分析編です。
100万円長期投資 19年5月成績+α
こんばんは イエティです。
今回は、毎月発表している100万円長期投資について、少しルール変更を致します。
変更点は1点
です。
その理由は、「ポートフォリオがあまりにも代わり映えしないから」
現在、100万円長期投資分はマネックスのNISAで買ったのを公開していたのですが、
何せNISAですので、基本売買しません。
勿論、これがザ・長期投資なのですが
いかんせん面白みに欠けます。
そこで、新しく楽天口座を開設。
2019年5月末時点での「100万円長期投資」
評価額をそのまま楽天証券の口座に入金。
6月以降は、こちらで新たに運用します。
つまり、
- これからちょくちょく銘柄変わります
- 毎月、いつもよりかは多少動きのあるPFを見せます
と言う事で、2019年5月の成績はこちらです。
めっちゃ下がってるやん!?
(宮越のせい)
と言う訳で今後は、この現金を使っていつもより色々な銘柄や取引をやっていきたいと思います。
何買おうかな…
心理学などで見た投資
こんばんは イエティです。
今回は、Twitterなどでたまに言われる「株をやっている人は"おかしい"」説について、考えてみました。
目次
・仮説1 株をやっている人は心理学的事象に引っ掛かりにくい?
・疑問
・仮説2 投資環境について
・まとめ
仮説1 株をやっている人は心理学的事象に引っ掛かりにくい?
まず、私は「株をやっている人は一般的な心理学的事象に引っ掛かりにくいから"おかしい"のでは?」と考えました。
そこで、株に関連する心理学的事象を2つ挙げてみました。
1 プロスペクト理論
これは、「人は(同じ額の)利益に対する満足よりも損失に対する不満のほうが強く感じやすい」という理論で、行動ファイナンス学などで良く知られている事象です。
具体例としては、「道端で10,000円札を拾った嬉しさよりも、10,000円札を落としたショックの方が大きい」などが挙げられます。
そして、株をやっている人は利益と損失をフラットに考えやすいといわれています。
2 自己確証動機
これは、「一貫した信念、価値観、世界観を続ける動機」のことです。
つまり、「自分の考えに沿った情報を集め、反対の情報は避ける」ということです。
投資で言えば、企業情報の収集などで「この企業は〇〇の理由で今後上がる!」と思ったら、付随するほかの上がる理由ばかり探して、逆に下がるリスク・要因となる情報を無視しやすい などがいえます。
そして、株をやっている人はリスク面とリターン面の両面をフラットに考えやすいと言われています。
疑問
2つ心理的な事象を挙げてみましたが、私は一つ疑問に思いました。それは、
「これって投資手法によりけりじゃね?」
例えば、上記の思考に当てはまる人でもインデックスや配当・優待投資、米国株などで長期投資する上では、パフォーマンスにあまり影響がないと思われます。
なので総じて
「株をやっている人=普通の人が引っ掛かりやすい心理学的事象に引っ掛かりづらいから"おかしい"」というのは間違っていると思われます。
仮説2 投資環境について
そこで、私は投資する上での環境に理由があるのではないかと考えました。
上記の表は、株式投資と一般的な仕事(例外も多くありますが)の違いを書いたものです。(パクリ投資は×というのはただの持論です)
どちらも「お金を稼ぐ」面では一緒ですが、そこまでのプロセスや求められるスキルには違いが多くみられます。
つまり、一般的な仕事を「考え方のベース」としている人にとっては、株式投資をしている人は「"ズレている”」存在なのかもしれません。
まとめ
「株をやっている人はおかしい」説について、私はなんとなく「そう思うな・・・」と思ってましたが、心理学や投資環境、投資手法などから見ることで、色々な違いがあるのだな と感じました。
しかし、仕事と投資環境を比べたところでも、
「日本の仕事は周りと無駄に合わせながらやりすぎてて逆におかしい」といった意見もあるでしょうし、そもそもこの説自体まだまだ突き詰められそうな感じがします。
ただ、いつまで続けても永遠に終わらないので、イエティ的には
「株をやっている人は"おかしい"のではなく、"特徴的"な人が比較的多い」
を結論とさせて頂きます。