イエティの雪だるま投資記

20代社会人の長期投資ブログ エナフンさんを師として「100万円長期投資」等に挑戦中 ツイッターやってます

(銘柄分析)宮越ホールディングス(6620)

注意!

※この記事は、以前の「100万円長期投資」記事で最後に組み入れた銘柄がストップ高したからアップする➡いわゆる”メシマズ”記事となります。このため、人が儲かっているのが嫌だ!という人は「そっ閉じ」してください。

※イエティは不動産について詳しくありません。なので、記事中の情報は会社HP及び他のホルダーの方の情報を鵜呑みにして書いています。だから損しても知りませんし、私も損をするだけです。

 

こんばんは イエティです。

今回は、現在絶賛放置中の「100万円長期投資」企画で、最後でさらっと仲間入りした「宮越ホールディングス」について分析してみます。

 

目次

1.基本情報

2.購入した3つの理由

3.まとめ

 

1.基本情報

まずは、宮越HDの基本情報をみてみます。

f:id:ieteli:20181115214344p:plain

 

f:id:ieteli:20181115214356p:plain

 この会社は、中国の深圳という場所で不動産の賃貸管理をしている会社です。

ちなみに、業種が「電気機器」なのは親会社(クラウン)が"ウォークマン"のような電気機器を扱っていたのが原因だと思われます。(実際は不動産・投資業かな?)

そして、株価情報ですが2018年11月15日現在で

株価 995円

予想PER 63.38倍

実績PBR 2.34倍

となっています。さて、皆様はこれを見てどう思いますか?

私は最初調べた際、こう思いました。

超高PER・PEBやんけ! 深圳か何か知らんけどこんなとこ絶対買わんわ!!

 

ですが、調べていくうちに「ここ面白いなぁ」と思い購入に至りました。

それでは、購入した3つの理由を紹介します。

 

2.購入した3つの理由

購入した理由は、以下の3点です。

①中国・深圳(深セン)に127,000㎡の土地(土地使用権)を持っていること

②上記のうち、約20,000㎡を深圳市政府に売却予定

③深圳市と協力して、総工費1,200億円の「イノベーションセンター」建設

それではみていきます。

①中国・深圳に127,000㎡の土地を持つ

中国の深圳とは、

・政治の中心地「北京」

・経済の中心地「上海」 と並んで、

・製造の中心地と呼ばれる地域です。

特徴は、

①急速な成長・・・1980年から2015年までのGDP年平均成長率が23%

②先端技術企業を数多く生み出している

・中国3大ネット企業の一つ「テンセント」

・通信機器最大手、日本でもシェア拡大中の「ファーウェイ」

・民生用ドローンの世界最大手「DJI」 など

③めっちゃ若い

・人口の平均年齢・・・32.5歳(中国のなかでも最も若い都市と言われている)

・65歳以上の人口・・・1.8%(日本と大違い)

・15~65歳の労働人口比率・・・88.4%(中国1位)

などです。

宮越HDは急速に成長しているこの都市に、127,000㎡(東京ドーム約3つ分)の巨大土地を持っているのが最大の強みです。

②約20,000㎡を深圳市政府に売却予定

宮越HDは、深圳市政府に対して土地使用権を持つ127,000㎡のうち、19,474.4㎡を売却する旨の取引を行っている最中です。

実は、2014年に同様のケースで9,113.5㎡の土地を売却しています。その時の取引は以下の通りです。

譲渡価額 43億5,460万円

土地評価額  9,045万円

譲渡益  42億6,415万円

めっちゃもらってるやん!

 

このことから、今回の取引においても成立した時点で多額の譲渡益が発生するのではないか?とみられています。

さらに、宮越HD社長は同社インタビューで「深圳の土地価格は2014年と比べて倍に上がっている」と話しています。このことからも凄い額になりそうだと思います。

③深圳市と協力して、総工費1,200億円の「イノベーションセンター」建設

宮越HDでは、127,000㎡の土地を使って、アジア最大のイノベーション・センターを建設しようとしています。

これは、総床面積700,000㎡の巨大施設を作り、そこに中国や日本などの企業を500社ほど集めて、営業商談や技術情報の交換、共同研究ができるようにするものです。

http://www.miyakoshi-holdings.com/message/

 

宮越HDは、総投資額1,200億円を想定してこの計画を進めています。(2020年上期着工、2021年開業予定)

 

同計画ですが、昨日発表された2Q決算においても、「深圳市政府関係部門と協議中、(250社予定)➡医療系も含めて300社を誘致する」など進捗がみられています。

この計画が上手くいけば相当の収益が期待できそうですね。

 

3.まとめ

この会社ですが、

・高PER、PBR

・事業の分かりにくさ

・計画頓挫の可能性

などでリスクは大きいと思いますが、少なくとも土地の評価額と時価総額をみるだけでも株価は相当割安なのではないかと思います(実はPBRめちゃくちゃ低い)。

ただ、相場が変わるとドカドカ売られたりするので、長期目線で持つと良いところなのかなと思います。