IRフェアで気になった企業
こんばんは イエティです。
今回は、「野村IR投資戦略フェア2017」で実際に話を聞いて「投資したい!」と思った企業を紹介します。
まず初めに、私は今回のIRフェアに参加するにおいて、
「化学系メーカー」
にターゲットを絞り込んで、臨みました。
理由は、
「よく分からないから」。
化学系メーカーは、普段あまり馴染みがない業種なので、
「よく分からないところだからこそ、将来性はあるが、評価されてない企業がある」と思いました。
そして、ブースを回った結果、投資したいと思える良い会社に出会う事ができました。
その一つが「新東工業」です。
同社は、自動車関連製品などの表面処理や鋳造、環境事業を展開しているメーカーです。
強みは、「高いマーケットシェアを持つところ」、
鋳造事業では、世界1位、
表面処理事業では、世界2位(国内1位)
のシェアを持っています。
また、売上も毎年右肩上がりで伸ばしています。利益も、変動はあるものの着実と伸ばしています。
しかし、株価面では
来期予想PER 10.3倍
PBR 0.8倍
と、好調の株式市場の中では、不人気な評価を受けています。
これは、「鋳造?表面処理? 何それ?」
という投資家が多いからだと思います。私もその一人です。
しかし、同社の担当者の方とお話させて頂いたことで、「ここに投資したいな」と思えました。
理由は、「不景気に強い(事業安定性が高い)」と思ったからです。
きっかけは、同社の始まりについて質問したことです。
(始まり)
イエティ(以下、イ)「御社は、豊田式織機に鋳造機械を販売したのが始まりなのですね。ということは、現在はトヨタ向けの売上が大半なのですか?」
新東工業(以下、新)「トヨタは、自動車メーカー向け取引先としては大きなウェイトを占めております。」
イ「それならば、例えばトヨタでリコール問題が起こった場合、そのリスクについてはどうお考えですか?」
新「特に大きな影響はないと考えています。何故なら、当社は自動車部品などを作るための機械を提供している会社であること、売上の構成比を見て分かる通り、自動車以外にも、造船や航空機など多岐に向けて販路を持っているからです。」
イ「そうなのですか 分かりました。御社は、着実に売上も伸ばしてますし、安定性も高いですね。」
新「ただ、リーマンショックの時は売上が落ちましたね。不景気でどこも機械を買ってくれなかったんですよ。しかし、利益は黒字でした。」
イ「それは何故ですか?」
新「消耗品も取り扱っているからです。分かりやすくいうと、コピー機のトナーやインクです。機械は売れなくても、既存の機械向けに消耗品の売上が安定してあったので、黒字にできました。」
私は、これを聞いて
「機械に使う消耗品も取り扱ってるから、機械を売ることで、ストック的に消耗品も売れて、業績を伸ばすことができるのか!」と思いました。
また、事業安定性以外にも、今後の動向や、狙いなども聞けたことで
「この企業良いな」と思えました。
まとめ
今回は、IRフェアに参加したことで、化学系メーカーなどHPではなかなか理解しづらい企業の事業について深く知ることができました。
記事内では、「新東工業」を挙げましたが、他にも投資したいと思った企業を見つける事ができました。
こういったイベントに参加してよかったです。
(投資は自己責任です。)