【株初心者向け】コロナショックを振り返って①
2020年2月、コロナウィルス(COVID-19)の流行を主因に株式市場は大幅下落しました。
当ブログは「市況は読めない」とのスタンスで主に銘柄のことについて書いてきましたが、私自身ここまでのショックを身を以て味わったのは初なので
・今回のショックは避けられたのではないか?
・コロナショック前と後の影響
・今後について
などを備忘録として数回に渡って書いていきたいと思います。
※コロナの影響は当然ながら現在も続いています。この記事はあくまでも2020年4月現在で感じた"株式"による影響について推察します。
コロナショックの影響
日経平均株価:23,205円(2020/1/31)→18,917円(2020/3/31)
→2ヶ月で18.4%の下落
TOPIX:1,684.44(2020/1/31)→1,403.44(2020/3/31)
→2ヶ月で16.7%の下落
日経JASDAQ:3,793.65(2020/1/31)→2,952.79(2020/3/31)
→2ヶ月で22.9%の下落
マザーズ:823.77(2020/1/31)→620.09(2020/3/31)
→2ヶ月で24.7%の下落
期間と下落率から考えてまさしく「急落」であったと思います。
また、日経平均は一時16,400円を切るなど非常にボラティリティが大きかったですね。
今回のショックは避けられたのではないか?
今回の「急落」ですが、私はある程度は避けられるものであったと考えています。理由は「コロナウイルスの世界的流行をきっかけとした株式強気相場への調整」が大きかったとみられるためです。
下落の主因であるコロナウイルスが世界的に流行したことを事前に読んで儲けられた人はとても少なかったと思います。ただ、現在の市況が強気であるか弱気であるかは騰落レシオ、信用評価損益率といった一般的な指標で見てよめると思います。
https://nikkei225jp.com/data/sinyou.php
https://nikkei225jp.com/data/touraku.php
上記の画像は、信用評価損益率と騰落レシオの2年チャートです。コロナショック前は日経平均株価が各指標のチャートより大きく上に乖離しており強気相場であったことが伺えます。
ついでに、世界の生産品の需給状況と連動しやすい「鉄スクラップ」の価格と比較してみます。
2019年1月から見た価格の推移でみても、2019年10月以降に日経平均が鉄スクラップ価格から大きく乖離し、コロナショックによって戻っていることが分かります。
以上から、株式市場は去年末から「強気相場」に入っていて、コロナショックをきっかけに調整されたと見ることができます。
まとめ
市況が強気相場にある時は、大きな下落に注意し低リスク資産への分散等を考えよう